保育士の就職先別にメリットを考えてみました。転職をお考えの方は参考にしてください。
20代後半から40代の保育士が転職する先として、民間企業という道があります。近年では保育所の株式会社による運営が認められたことから、社会福祉法人以外の認可保育所も増加しています。
このような厚生労働省が規定する保育所設置基準を満たした保育所に就職することによって、多くのメリットが得られます。
まず、福利厚生が充実しているということです。一部上場企業の参入も目立っている中、企業の福利厚生を受けて、安定して働けるということは大きなメリットですね。福利厚生の内容には、企業の保養所の利用が出来たり、レジャー施設利用の際の割引があったりということも含まれます。
また、企業によって確立された研修内容により、最新の研修が受けられるというメリットもあります。それによって、企業独自の保育のノウハウを知ることも出来ます。更に、様々な社員との交流によって視野が広がるというメリットもあります。
その他にも、労働基準法に沿った就業が可能となるので、勤務時間や休日などが規則的になります。
公立保育所とは、各地域の自治体によって運営されている保育施設のことです。安定感が高い経営が行われており、保育体制が整っているというメリットがあります。経営が安定しているので、景気に左右されて倒産したりする心配をしなくていいというメリットがありますね。
ただ、公立保育所に勤めるためには、専用の試験に合格する必要があります。しかし、合格することさえ出来れば、長期に渡って非常に安定した仕事を手に入れることが出来ますね。
派遣保育士として、様々な勤務先に勤めるメリットもあります。一般の職種では、正社員の方が派遣社員よりも給料が高い場合がほとんどですが、保育士業界ではそうとは限りません。むしろ未経験の正社員の保育士よりも、経験のある派遣保健士の方が給料が高いケースも多いのです。
その上、派遣社員はサービス残業をする必要がなく、もし残業をした場合にはきちんと残業手当が支払われます。しかも、規定労働時間である8時間を超えて残業した場合は割増時給となるので、通常の時給よりも高い条件で働くことが出来ます。だから、残業すればするほど収入がアップすることになるんですね。
最後に、正規雇用を前提とした紹介予定派遣を利用して、派遣先で本当に正社員として働きたいかどうかのお試しをすることが出来ます。紹介予定派遣期間は最長6ヶ月までありますので、それを利用した転職活動を行えば、就職してからすぐに退職というリスクを減らすことが出来ますね。